12月12日(水)埼玉大学先端産業国際ラボラトリーにおいて、メディカルイノベーション研究ユニット(MiU)第8回ワークショップを開催しました。
本ワークショップは、「感染症に挑む」をテーマに実施され、企業、大学関係者など47名が参加しました。
始めに、松岡 浩司 大学院理工学研究科教授より、開会の挨拶と、先端産業国際ラボラトリーメディカルイノベーション研究ユニットの活動報告がありました。
講演では、長崎大学熱帯医学研究所の森田 公一氏より、「熱帯感染症の現状;デング熱を中心に」と題して60分の講演と質疑応答があり、次いで九州大学大学院医学研究院の橋口 隆生氏より、「おたふくかぜ・麻疹(はしか)の感染制御に向けて」と題して40分の講演と質疑応答がありました。また、タイ国立タマサート大学医学部よりNongluk Sriwilaijaroen氏を招き、「Recent progress on influenza virus infections and hemagglutinin inhibitors(インフルエンザ感染およびヘマグルチニンに関する最近の進捗状況)」と題して、中部大学生命健康科学部 鈴木 康夫氏の短時通訳を交え、50分間の講演および質疑応答がありました。最後に本学の大学院理工学研究科 松下 隆彦 助教より「生体分子間の相互作用を強くする多価化技術」について講演があり、どの講演も盛況のうちに終了しました。
ワークショップ後の交流会では、打ち解けた雰囲気の中での情報交換が行われ、有意義な機会となりました。