埼玉大学先端産業国際ラボラトリーは、令和2年7月29日(水)、第32回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップをオンラインで開催し、企業、産業支援機関、大学関係者など77名の参加がありました。

今回は「企業における製品開発および産学官連携の取組み事例」を議題として、6名の方にご講演いただきました。関東経済産業局地域経済部 杉原総一郎氏より「2020年版ものづくり白書の概要-不確実性の時代における製造業の企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)」と題して、企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)を高める必要性、デジタル化による製造業の設計力を強化する必要性についてご説明がありました。株式会社朝日ラバー 渡邉陽一郎氏からは、「人の暮らしを豊かにする照明システムの研究開発および産学官連携の取組み」と題して、生産拠点のある福島県の紹介を交えながらご講演いただきました。株式会社ソーケンメディカル 石渡弘美氏からは、「健康・スポーツ支援機器の研究開発および産学官連携の新たな試み」について、また株式会社C&Vテクニクス 鵜飼勝三氏より「イオン付着質量分析(IAMS)機器製品開発における産学官連携の取組み」について連携事例のご説明がありました。株式会社エイチ・アイ・ティの竹路 威氏からは「産学官連携事業 事業創出の経緯と今後」と題して、健康診断支援システム「Kenshin-NAVI」のご紹介、今後の機能強化、積極的な海外展開についてお話いただきました。株式会社ベルニクス 鈴木正太郎氏からは、「わが社の製品開発と産学官連携事例」と題して、埼玉大学他様々な連携事業の成功例をご紹介いただきました。最後に先端産業国際ラボラトリー綿貫所長より、「埼玉大学先端産業国際ラボラトリー活動報告(新たな生活様式に対応したAI/IoT/VR/HMI関連研究開発)」について説明がなされ、2019年度ヘルスケア・イノベーション研究ユニット成果報告集についての紹介がありました。

次回のワークショップは9月~10月を予定しております。