6月19日(水)埼玉大学先端産業国際ラボラトリーにおいて、メディカルイノベーション研究ユニット(MiU)第10回ワークショップを開催しました。本ワークショップは、「核酸化学の拓く未来」をテーマに実施され、企業、大学関係者など54名が参加しました。

始めに、松岡浩司 大学院理工学研究科教授より、開会の挨拶と、先端産業国際ラボラトリーメディカルイノベーション研究ユニットの活動報告がありました。講演では、北陸先端科学技術大学院大学の藤本健造教授より、「人工核酸を用いた超高速DNA/RNA光クロスリンク反応の開発」と題して講演と質疑応答がありました。その後、名古屋大学大学院工学研究科の浅沼浩之教授より「非環状型人工核酸が拓く新たなバイオテクノロジー」について、次いでフロンティアバイオシステムズ株式会社代表取締役の神原秀記氏より「研究開発50年の経験から学んだこと-質量分析、DNAシーケンサーから1細胞・組織解析へ-」と題して、それぞれ講演及び質疑応答がありました。研究の経緯や、技術の実用化、会社における研究の進め方など様々な切り口で講演いただき、どの講演も盛況のうちに終了しました。

ワークショップ後は、打ち解けた雰囲気の中で交流会が行われ、貴重な情報交換の場となりました。