埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ)では、2月28日(水)ロボット開発人材育成実践セミナー成果発表会が開催され、発表を行った16名の他、学内外から約30名が参加しました。

本セミナーは、埼玉県の「先端産業創造プロジェクト」の一環として、主に埼玉県内の中小企業の技術者・研究者を対象に先端ラボが開催してきたもので、2017年7月の第1回から14回にわたり、講義および実習とその応用としてロボットの製作を行ってきました。

成果発表会は、その最終回として受講者がグループごとに製作した4体のロボットを披露する場となりました。

初めに、佐藤勇一 理事・副学長より挨拶があったのち、綿貫啓一 先端ラボ所長より、本セミナーのこれまでの取り組みについて説明がありました。

次いで、3~5人のメンバーからなる4つのグループにより製作されたロボットの発表が行われ、開発のコンセプト、ロボットの構成要素、開発スケジュールなどのプレゼンとともにそのロボットの動作が実演され、参加者の視線を集めていました。

また、講評として、株式会社朝日ラバー 代表取締役社長 渡邉陽一郎氏、株式会社 創健/株式会社 ソーケンメディカル 代表取締役 石渡弘美氏、一般社団法人 首都圏産業活性化協会 八木 誠氏をお招きし、貴重なご意見やアドバイスをいただきました。

最後に、綿貫所長より所定の出席率を満たした受講者に終了証が手渡され、参加者からの拍手のなか閉会となりました。

発表されたロボットのなかには、自ら言葉を話したり参加者に挨拶をするなどユニークなものも見受けられ、これらの様子はメディアにも取り上げられました。