「ロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが事務局となって開催しています。

本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、設計・メカトロニクス要素、振動解析、強度解析、運動解析、計測・制御工学、プログラミング技術、生体計測・人間支援関連技術、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行い、さらにロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、実際に製作するロボットの課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。

第9回セミナーからは後半の応用技術編が開始されました。今後は、先端産業国際ラボラトリー所長である大学院理工学研究科 綿貫啓一教授と大学院理工学研究科 楓和憲助教の指導のもと、ロボット製作の課題設定、設計、製作が行われます。

開催日時: 平成29年11月15日(水) 13:00~16:30
開催場所: 埼玉大学 研究機構棟1階 108室
テーマ:
ロボット開発の応用技術・課題設定(グループ討論)
概要:
 まず初めに、ロボット関連の研究室・施設を見学し、これまで講義を行ってきた教員による研究テーマおよび先端ロボティクスについての解説がありました。受講者による実験施設の体験も行われ、質疑応答を通してさらに理解を深めました。
次に、ロボット製作の課題を設定するため、参考となる例が紹介された後、受講者がグループに分かれて討論を行いました。
互いの自己紹介をはじめ、活発な意見交換がなされ、最後に各グループリーダーより今後の方針についての説明がありました。

参加人数: 16名