「AI/IoT技術を活用したロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが主催しています。

本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、振動解析、強度解析、メカトロニクス、プログラミング技術、人工知能、IoT、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行います。また、ロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、グループごとにロボットの設計開発課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。さらに、グループごとに設計・製作したロボットについて、課題の成果発表を行うとともに、総合討論を行います。

第5回セミナーでは、大学院理工学研究科綿貫啓一教授、楓和憲准教授による「ロボティクス概論・ロボティクス実習」の講義が行われました。

開催日時: 令和元年10月31日(木) 13:00~17:30

開催場所: 埼玉大学 研究機構棟5階 520室

テーマ:ロボティクス概論・ロボティクス実習

概要:ロボットの歴史、構成、計測・制御技術、人に優しいロボット技術などについて説明がありました。

また、前回のロボットアーム遠隔操作システムの実習の続きとして、曲げセンサによるBraccioの遠隔操作を体験しました。

さらに、協働ロボットUniversal Robot UR3の紹介がありました。タッチパネルディスプレイを用いてアームを動かし、位置・姿勢を記憶させる機能を体験しました。

参加人数:19名