「ロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが事務局となって開催しています。

本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、設計・メカトロニクス要素、振動解析、強度解析、運動解析、計測・制御工学、プログラミング技術、生体計測・人間支援関連技術、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行い、さらにロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、実際に製作するロボットの課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。

第5回セミナーでは、大学院理工学研究科 水野毅教授による計測・制御工学の講義が行われました。

開催日時: 平成29年9月13日(水) 13:00~16:30

開催場所: 埼玉大学 研究機構棟1階 108室

テーマ:計測・制御工学(講義・実習)

概要:

 はじめに、さまざまな分野で用いられている制御の例が解説され、制御の基本的な考え方について講義が行われました。また、制御設計およびシミュレーション時に有用となるアプリケーションソフトが紹介されました。

最後に研究室において、講義で取り上げられた磁気浮上を実際に見学し、活発な質疑応答の場面も見られました。

参加人数: 15名