「ロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが事務局となって開催しています。

本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、設計・メカトロニクス要素、振動解析、強度解析、運動解析、計測・制御工学、プログラミング技術、生体計測・人間支援関連技術、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行い、さらにロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、実際に製作するロボットの課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。

第2回セミナーでは、講義に先立ち、綿貫啓一先端産業国際ラボラトリー所長より挨拶がありました。その後、荒居善雄大学院理工学研究科教授による強度解析の講義が行われました。

開催日時: 平成29年8月2日(水) 13:00~16:30

開催場所: 埼玉大学 研究機構棟1階 108室

テーマ:強度解析Part1(講義・実習)

概要:
 強度設計の基礎知識として、応力とひずみ、材料の強度評価、仮想仕事の原理などについての講義を実施しました。演習では、強度設計に実際に必要となる垂直ひずみ、棒の直径の計算、横荷重を受ける棒のせん断応力の計算などを行いました。
また次回に向け、CAEソフトを用いたシミュレーションの基本的な操作の実習を行いました。

参加人数: 16名