「ロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが事務局となって開催しています。
本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、設計・メカトロニクス要素、振動解析、強度解析、運動解析、計測・制御工学、プログラミング技術、生体計測・人間支援関連技術、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行い、さらにロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、実際に製作するロボットの課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。
第11回セミナーでは、応用技術編として引き続き受講者がグループに分かれ、それぞれのロボットの仕様の検討および設計を行いました。

開催日時: 平成29年12月13日(水) 13:00~16:30
開催場所: 埼玉大学 研究機構棟1階 108室
テーマ:
   ロボティクス設計総合実習2(グループ討論・実習)
概要:
 
まず初めに、埼玉大学綿貫啓一教授および西川友弘氏より、ロボット製作に活用できる技術の一つとして、Deep Learningについての概要説明、およびDeep Learningによる車いす制御の実演が行われました。
続いて、一般社団法人 首都圏産業活性化協会の八木誠氏により、「ものづくり経営」を実践した経験から「工場でのラインカイゼン事例」と11月29日~12月2日に東京ビッグサイトで行われた「国際ロボット展」の紹介がありました。
その後、前回に引き続き各グループごとに討論を行い、活発な意見交換を経て製作するロボットの仕様を固めていきました。
最後にグループリーダーより、それぞれのロボットについて発表と質疑応答がなされ、問題点の検討と今後の課題について明らかにしていきました。

参加人数: 13名